粘度計の取扱い注意事項
製品を正しく使用するために以下の事項をお読みになり、内容をよく理解された上でご使用ください。
取扱いを誤った場合、正しい測定ができなかったり、故障の原因となります。
B形粘度計の注意事項
- スタンドの3本の水平調整ネジで水準を合わせてください。
- ロータは逆ネジです。(挿入式を除く)
- ロータは細いので曲げないように注意してください。
- ロータ着脱時は本体軸部を下方向や横方向へ力を加えないでください。
本体軸部を上に押し上げるように固定してロータを着脱してください。 - 測定中以外は、クランプ金具でクランプレバーを固定してください。
- ロータ浸漬中や測定中に容器を動かしたりしないでください。
特に高粘度サンプルの場合には、ロータ軸に対して横方向への過度な力が加わる可能性があります。 - ロータを清掃するときは、必ず本体から取り外して行ってください。
- 本体軸部に余分な力を加えないで下さい。軸部が曲がったり、軸受の破損の原因になります。
- 指針読取部のガラスを上から押さえつけないでください。
- 粘度計本体に激しい衝撃を与えないでください。
上記注意事項はアナログ形粘度計(BⅡ形粘度計)を対象に記載していますが、他の粘度計に当てはまる事項もありますので参考にしてください。
E形粘度計の注意事項
ギャップ調整時の取扱いについて
- ギャップ調整により粘度値を無理やり合わせる使い方は避けてください。
誤ってコーン・ロータをカップにぶつけると、機器が破壊する場合があります。 - ブレーキシューは軽く絞める程度にしてください。
- コーンロータとサンプルカップのタッチ検出位置より右方向に回しますと機器が破壊する場合がありますので十分ご注意ください。
ロータ軸の取扱いについて
- ロータに本体が揺れるような上下方向の強い力を加えないでください。
- ロータ清掃時は以下の点に注意してください。
・ロータの面から上に持ち上げる拭き方はできるだけ避けてください。
・ロータの回転と同じ水平方向に拭き取るか、またはロータ を取り外して清掃してください。
・高粘度測定時にカップを取り外す場合は、無理に外さず、ロータを回転させながらカップが自然に外れるのを待つようにしてください。
日常の手入れ方法について
カップとアジャストリング面の接合部の清掃
測定終了後、必ずロータ表面およびカップの清掃を行ってください。
また、アジャストリングの内周面にサンプル液を付着させないでください。
付着した場合は、速やかに溶剤を使用して拭き取ってください。
恒温水槽の循環水の管理
- 水量を一定に保つように定期的に管理してください。
- 水が汚れてきましたら、新しい水に交換してください。